「大日越え」 ―湯の峰温泉から熊野本宮への山越え古道― 赤田徳子 |
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世界遺産唯一の 温泉「つぼ湯」 |
2日目に宿泊した湯の峰温泉は 日本最古の温泉で、 昔は熊野まいりの湯離場として名高く 又、小栗判官の蘇生の地と言われている。 世界遺産唯一の温泉「つぼ湯」がある。 1日に7回、お湯の色が変化するそうだ。 源泉には90℃近いお湯が出ている。 |
湯の峰王子 | 私達は、お宿「おぐりや」の裏手より出発して [湯の峰王子]の宮に参拝する。 一つの句碑。 峰の湯に 今日あるなり 花盛り 高浜虚子 ここから かなり急な登りの古道を進む「大日越え」である。 約200m登り約300m下ると本宮側の登山口に着く。 途中には 500mごとに1,2,3、の道標があり1.5kmと距離は短いが かなり厳しい。 標準時間は45分位だが、1時間を予定する。 |
登りはじめて 少し進んだ処で、 高野会長は[つぼ湯]の効きすぎというか、 熱い湯の長湯にやられ、ダウンし、バス路線に変更。 残りの一行は 相変わらずの猛暑のなか汗ダクダク。 マイペースでゆっくり もくもくと前進する。 15分位の登って5分位の小休憩をとった。 その頃より虻数匹が同行しはじめ、払っても払ってもまとわり付いてきて困った。 |
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「鼻欠地蔵」 | 「鼻欠地蔵」様を過ぎやっと着いた「大日堂」「月見岡堂」で少しゆっくりと休憩する。 此処からは下りばかりで、 木を横にして造った階段や石を組んだ階段を曲がりながら 約20分位で、本宮側の登り口に着いた。 そこの自販機で買って飲んだ冷たい飲み物が オイシイ ・・・ |
帰ってからも、痒い | 熊野古道のテクテク王子・王女達はとても楽しいテクテクだった。 今なお「大日越え」に同行してくれた虻に刺され痒くて困っています。 |